富山県では名物の「ますの寿司」の「ます」として古くから知られてきた魚。
名前の由来は成熟した体に桜色の婚姻色が現れることや、桜の咲く頃に川に遡上することから「サクラマス」と言われています。
実は渓流の女王と呼ばれる「ヤマメ」と同じ魚で、海に下ってたっぷりと餌を食べて、大きく成長したものが「サクラマス」になります。
富山県では、かつて多くのサクラマスが遡上していましたが、近年漁獲量が激減しており、養殖に力を入れています。
富山県水産研究所と堀岡養殖業協同組合等の共同研究により、世界初のサクラマス完全養殖に成功しました。
現在、「いみずサクラマス」として、安定した生産・流通に向けた取り組みが進められています。