マイワシ

「春鰯」として俳句の季語にも使われるほど、
古くから愛される日本海のマイワシ。

ウルメイワシ マイワシの旬は一般的に夏から秋といわれますが、「春鰯」という俳句の季語があるように、日本海側では春先が盛漁期。一般的なマイワシとは違った味わいが楽しめます。
富山県は漁港から漁場までの距離が非常に近いことに加え、定置網で漁獲されるため魚体を傷つけにくいことが特徴。そのため、鮮度抜群のマイワシを使った加工品が多く作られました。高鮮度のまま加工した丸干しやみりん干しなどの干物類や米糠に漬けて作る「こんか漬け」は抜群のおいしさを誇ります。また、地元では刺身やヌタなど、高鮮度だからこそできる食べ方も人気があります。
マイワシは漢字の通り、魚体が弱く、鮮度を保つことが難しかったため、古くから干物等に加工され保存食として重宝されてきましたが、現在は鮮度保持技術や運送技術の発達により全国各地にも鮮魚として出荷されるようになりました。

定置漁業発祥の地、富山県を代表する魚。
丁寧に水揚げされたマイワシは鮮度抜群!

定置漁業発祥の地のひとつとされる富山県では、マイワシは重要な特産物です。特に県の総漁獲量の約60%が水揚げされる氷見地区では、漁獲されたマイワシを干物に加工したものは「氷見鰯」と呼ばれ、国語辞典にもその名前が記載されているほど。古くから県内外を問わず、人々の生活に溶け込んできたものであったことがうかがえます。鮮度抜群で締まった身は、風味、色艶ともに最高の味です。
県内全域の漁獲で、水揚げ後は速やかに大量の氷を使って沖締めすることで、高い鮮度を保っています。

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