スルメイカ

生食から煮物まで、多彩な食べ方で楽しめます。
丸ごと調理した加工品も魅力!

スルメイカ花見の時期に漁獲されることからこの名がついた「花見イカ」。前年の秋口に生まれ、春先の4月から5月に県西部で漁獲されるスルメイカです。普通のスルメイカより小さく、身がやわらかいことが特徴。煮ても炒めてもおいしく、魚体が小さいことから沖漬(生きたまま醤油やみりんなどに漬けること)や丸干しなどの加工品にも使用されます。また、イカ類の水揚げが少ない時期に漁獲されるため、生鮮としての需要も多くあります。一方 1月から3月にかけても北海道沖から南下してくる群れが湾内に入り、平年 1,000トン以上水揚げされています。つまり 1月から3月は適水温を求めて南下するもの、4月から5月は北上するものとが交じり合うのが富山湾なのです。
スルメイカを使った伝統的な珍味として、「イカの黒作り」があります。スルメイカの身を細かく切り、イカスミ、肝臓を混ぜ合わせて熟成させた塩辛の一種で、その昔、加賀藩主が参勤交代の折に将軍家に献上したこともあります。富山食ブランドにも認定されています。

定置網での漁獲にこだわり、
鮮度抜群のおいしいイカをお届けします

スルメイカは定置網で漁獲され、主に氷見漁港と新湊漁港に水揚げされます。特に定置網で漁獲される1月から5月のスルメイカは一本釣り漁の閑散期になるので、生鮮としての価値は非常に高い価値があり、水揚げ直前まで生きていたスルメイカは鮮度を保持します。さらに漁獲から入札、出荷までの時間がとても短いことも、鮮度の良い色鮮やかな状態のスルメイカをご提供できる秘訣となっています。

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