白エビ(シロエビ)とは?特徴・旬・富山湾の白エビ漁を解説

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透き通った美しい姿と、上品な甘みが特徴の白エビ

白エビ(シロエビ)は、透明感のある淡いピンク色の美しい姿と、上品な甘みが特徴の小型のエビです。

一般的には「白エビ」「シロエビ」の名前で親しまれていますが、標準和名は「シラエビ」といいます。富山湾だけでなく、相模湾や駿河湾などにも生息しています。

このページでは、白エビの特徴や生態、旬・時期といった基本情報から、富山湾の白エビ漁、美味しい食べ方まで、JF富山漁連がわかりやすく紹介します。

白エビ(シロエビ)とは?

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白エビは、オキエビ科シラエビ属に分類されるエビです。
富山県では一般的に「白エビ」「シロエビ」と呼ばれていますが、標準和名は「シラエビ」です。

成長すると全長は7~8cmほどになり、生きているときは体が透明に近く、淡いピンク色をしています。その美しい姿から、富山県では「富山湾の宝石」と呼ばれています。

白エビ(シロエビ)の基本情報

標準和名
シラエビ

学名
Pasiphaea japonica

一般的な呼び名
白エビ・シロエビ

地方名
ヒラタエビなど

分類
オキエビ科 シラエビ属

大きさ
全長7~8cm程度

寿命
2~3年

見た目
生きているときは透明感のある淡いピンク色。
体に対して長いヒゲを持ち、死後は白く濁っていきます。

主な生息域
富山湾・相模湾・駿河湾など

白エビはどこに生息している?

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白エビ(シロエビ)は、富山湾だけに生息しているエビではありません。
日本近海では、富山湾・相模湾・駿河湾などの深い海域に生息しています。

水深100m以上の深い海域で暮らしており、海底の地形や水深など、生息できる環境が限られていることも白エビの特徴です。

POINT

白エビは「富山湾にしかいないエビ」ではありません。
富山湾以外の海域にも生息しています。

それでは、なぜ全国では「白エビといえば富山」というイメージが広く定着しているのでしょうか。

その理由には、富山湾の特殊な海底地形と、白エビを対象とした漁業が成立する環境が深く関係しています。

なぜ白エビといえば富山?

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白エビ(シロエビ)は富山湾だけに生息しているエビではありません。
それでも全国的に「白エビといえば富山」というイメージが定着している背景には、富山湾ならではの環境と、そこで白エビ漁が成立していることが深く関係しています。

POINT

白エビは相模湾や駿河湾などにも生息していますが、富山湾では白エビがまとまって生息する海域があり、白エビを対象とした漁業が行われています。

富山湾は海底谷が発達しており、沿岸から比較的近い場所にも深い海域が広がっています。
こうした富山湾特有の環境が、白エビの生息や漁業と深く関係しています。

白エビが生息する富山湾の海底谷「あいがめ」

富山湾の海底には、陸上の谷のように深く入り込んだ海底谷が数多くあり、富山ではこうした海底谷を「あいがめ」と呼んでいます。

富山湾の白エビは、この「あいがめ」付近の水深約150~300mに生息しています。
岸から急激に深くなる富山湾では、白エビが生息する深い海域が沿岸近くまで迫っていることも大きな特徴です。

富山湾では、こうした海域に生息する白エビを小型機船底びき網漁業の一種である「かけ回し漁法」で漁獲しています。
水揚げは主に新湊漁港や岩瀬漁港で行われています。

POINT

白エビは水揚げ後の鮮度管理も重要。
漁船では、水揚げした白エビに殺菌した冷海水を掛け流しながら漁港まで運ぶなど、鮮度を保つための取り組みが行われています。

白エビの漁法や水揚げ、鮮度管理については、このあと「富山湾の白エビ漁」で詳しく紹介します。

富山湾の白エビの旬・漁期はいつ?

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富山湾の白エビ漁は、例年4月から11月ごろにかけて行われます。
この時期になると、新湊漁港や岩瀬漁港などで白エビの水揚げが本格化します。

POINT

白エビは漁期を通して楽しむことができる食材ですが、漁獲量や海の状況は時期によって変化します。
そのため、一般的な「旬」と実際の水揚げ状況は、必ずしも完全に一致するわけではありません。

白エビの漁期は4月から11月ごろ

富山湾では、春から秋にかけて白エビ漁が行われます。
漁が始まる4月以降、富山県内では刺身や寿司、かき揚げなど、さまざまな料理で白エビを楽しめるようになります。

富山湾で漁獲される白エビは、養殖ではなくすべて天然ものです。
そのため、日々の漁獲量は天候や海況などによって変動し、漁期中であっても水揚げ量が多い日もあれば、少ない日もあります。
漁期は比較的長いものの、富山県内でも希少性の高い食材です。

また、白エビ漁に携わる漁業者の間では、「多く雨が降った翌日は、白エビが多く獲れる」
といった話も聞かれます。
白エビ漁には、こうした長年の経験から語り継がれている話もあります。

白エビの旬はいつ?

白エビは漁期が比較的長いため、一般的には春から秋にかけて旬を迎えると紹介されることが多い食材です。

ただし、「最も美味しい時期」を一つの月に限定するよりも、漁期の中で、その時期ごとの白エビを楽しむ魚介と考えると分かりやすいでしょう。

富山県内では漁期中に新鮮な白エビが流通し、生食用から加熱料理まで幅広く利用されています。

白エビは富山湾の深い海に生息するため、一般的な沿岸漁業とは異なる方法で漁獲されています。
次に、富山湾で行われている白エビ漁について紹介します。

富山湾の白エビ漁

小型機船底びき網漁業

富山湾の白エビは、主に小型機船底びき網漁業によって漁獲されています。
白エビが生息する「あいがめ」周辺の深い海域で網を曳き、海底付近にいる白エビを漁獲します。

白エビは小さく繊細なエビであり、鮮度も落ちやすいため、漁獲するだけでなく、船上から水揚げまでの鮮度管理も重要になります。

白エビを獲る「かけ回し漁法」

富山湾の白エビ漁では、小型機船底びき網漁業の一種である「かけ回し漁法」が用いられています。

かけ回し漁法は、海中に網とロープを入れ、海底付近を囲い込むようにして網を曳く漁法です。
白エビが生息する深い海域で操業し、網を引き揚げて白エビを漁獲します。

白エビは新湊漁港・岩瀬漁港などで水揚げ

富山湾で漁獲された白エビは、主に新湊漁港と岩瀬漁港で水揚げされています。

漁場と漁港との距離が比較的近いことも、富山湾の白エビ漁の特徴のひとつです。
漁獲された白エビは漁港へ運ばれ、その後、県内外へ流通していきます。

船上から始まる白エビの鮮度管理

白エビは鮮度が落ちやすく、水揚げ後は時間の経過とともに透明感が失われていきます。
そのため、富山湾の白エビ漁では漁獲した直後から鮮度を保つための取り組みが行われています。

船上に水揚げされた白エビには、殺菌した冷海水を掛け流しながら漁港まで運ぶなど、漁獲後すぐに鮮度管理が行われます。

POINT

富山湾の白エビは、「獲る」だけでなく「鮮度を保ったまま水揚げする」ことも重要です。
漁場から水揚げまで、白エビの品質を守るための取り組みが行われています。

また、富山湾の白エビ漁では、12月~3月を休漁期間とするなど、過剰な漁獲を防ぐ取り組みが続けられてきました。

天然の白エビをこれからも安定して漁獲していくためには、獲るだけではなく、資源を守る取り組みも欠かせません。
次に、富山湾で行われている白エビの資源管理について紹介します。

動画で見る富山湾の白エビ

2026年の初水揚げの様子です

富山湾の白エビを守る資源管理

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富山湾の白エビは、すべて天然の水産資源です。
そのため、白エビ漁を将来にわたって続けていくためには、漁獲するだけでなく、資源を守りながら利用していくことが重要です。

富山湾では、白エビ漁に携わる漁業者が中心となり、漁獲量や操業状況を見ながら、白エビ資源を守るためのさまざまな取り組みを行っています。

POINT

白エビ漁では漁業者同士でルールを設け、曳網回数の制限、休漁日の設定、出漁隻数の調整など、獲りすぎを防ぐための資源管理に取り組んでいます。

資源管理にも取り組んでいます

白エビ漁では漁業者間で独自ルールを設け資源管理を行っております。射水市新湊の漁業者は1日に何度でも網を曳くのではなく、1日の曳網回数を最大3回とし、漁獲量が過度に増えないよう調整しています。

天然資源である白エビを守るためには、その日の漁獲量だけを追い求めるのではなく、将来の資源量を見据えて漁業を続けていくことが大切です。

休漁日や出漁隻数の調整で資源を守る

富山湾の白エビ漁では、休漁日を設けて操業日数を調整する取り組みも行われています。
また、白エビ漁船を班分けし、出漁する日や隻数を調整することで、全体の漁獲量を抑える取り組みも行われています。

いずれも白エビの過度な漁獲を防ぎ、資源への負担を抑えながら、持続的に白エビ漁を続けていくための取り組みです。

白エビを未来へ残すために

白エビは、富山湾の豊かな環境と漁業者の取り組みによって支えられている、富山を代表する大切な水産資源です。

これからも富山湾の白エビ漁を続けていくため、漁業者自身が資源の状況を意識しながら、「獲ること」と「守ること」の両立に取り組んでいます。

こうして水揚げされた白エビは、刺身や寿司、かき揚げなど、さまざまな料理で楽しむことができます。
次に、白エビの味や食感について紹介します。

白エビの味と美味しい食べ方

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白エビは、上品な甘みとやわらかな食感が特徴です。
生で食べると白エビならではの甘みを楽しめる一方、殻ごと加熱すると香ばしさが加わり、また違った美味しさを楽しめます。

富山では刺身や昆布締め、かき揚げなど、白エビの特徴を生かしたさまざまな料理が親しまれています。

白エビの刺身

白エビ本来の甘みを楽しむなら、刺身がおすすめです。
殻をむいた白エビは、やわらかな口当たりとねっとりとした食感があり、噛むほどに上品な甘みが広がります。

一方、白エビは一尾が小さく、 刺身にするためには一尾ずつ殻をむく必要があります。
家庭ではもちろん、飲食店でも下処理に手間がかかる食材です。

JF富山漁連では、殻をむいた「白エビ刺身」も取り扱っています。
解凍後に盛り付けることで、刺身や寿司、白エビ丼など、白エビの甘みを生かした料理に使用できます。

白エビの昆布締め

昆布締めは、富山らしい白エビの食べ方のひとつです。
白エビのむき身を昆布で締めることで、白エビの甘みに昆布の旨みが加わり、刺身とはひと味違った濃厚な味わいを楽しめます。

JF富山漁連では、「白エビ刺身(昆布締め)」も取り扱っています。
一品料理や前菜、酒肴などにも使いやすく、富山らしさをメニューに加えたい飲食店にもおすすめです。

白エビの唐揚げ・天ぷら・かき揚げ

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白エビは、殻ごと加熱することで香ばしさが引き立ちます。
唐揚げや天ぷら、かき揚げなどにすると、サクッとした食感と白エビの甘みを一緒に楽しめます。

唐揚げならそのまま一品料理やおつまみに、かき揚げなら単品のほか、丼、そば、うどんなどにも使用できるため、幅広いメニューに展開できます。

JF富山漁連が取り扱う「殻付き冷凍白エビ」は、唐揚げ・天ぷら・かき揚げなど、白エビを殻ごと使用する料理におすすめです。

JF富山漁連では、料理や用途に合わせて、殻付き冷凍白エビ・白エビ刺身・白エビ刺身(昆布締め)などを取り扱っています。
次に、それぞれの商品と特徴をご紹介します。

JF富山漁連の白エビ商品

JF富山漁連では、料理や用途に合わせて、殻付き冷凍白エビ・白エビ刺身・白エビ刺身(昆布締め)
を取り扱っています。

ご家庭で白エビを楽しみたい方はもちろん、飲食店・ホテル・旅館などで富山らしい一品を提供したい方にも、
用途に合わせてお選びいただけます。

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料理への展開力

殻付き冷凍白エビ

唐揚げ・天ぷら・かき揚げなど、白エビを殻ごと使用する料理におすすめです。

シンプルな唐揚げから、かき揚げ丼、そば・うどんのトッピングまで、幅広いメニューに展開できます。

飲食店では、一品料理・おつまみ・揚げ物メニューなど、業態に合わせて使いやすい商品です。

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下処理の手間を軽減

冷凍・白エビ刺身

白エビは一尾が小さく、刺身にするには殻をむく作業に手間がかかります。

JF富山漁連の白エビ刺身は、殻をむいた状態で使用できるため、解凍後に刺身・寿司・白エビ丼などへ使用できます。

白エビの甘みを生かした料理を提供したい場合に使いやすく、調理工程を抑えたい飲食店にもおすすめです。

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富山らしい一品に

冷凍・白エビ刺身(昆布締め)

白エビの甘みに昆布の旨みを合わせた、富山らしい味わいを楽しめる商品です。

解凍するだけで前菜・一品料理・酒肴などとして提供しやすく、富山らしさをメニューに取り入れたい場合にも適しています。

刺身とはひと味違った白エビの味わいを、手軽にメニューへ加えることができます。

富山湾の白エビをお探しの方へ

ご家庭用の商品購入はJF富山漁連Yahoo!ショッピングへ。
飲食店・ホテル・旅館・小売店など、商品や仕入れに関するご相談はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

白エビについてよくある質問

白エビとシロエビは同じものですか?

一般的に「白エビ」「シロエビ」と呼ばれているのは同じエビです。
標準和名は「シラエビ」ですが、富山県では「白エビ」「シロエビ」という呼び方が広く使われています。

白エビは富山湾にしかいないのですか?

いいえ。白エビは富山湾だけでなく、相模湾や駿河湾などにも生息しています。
一方、富山湾では白エビがまとまって生息する海域があり、白エビを対象とした漁業が行われています。

富山湾の白エビの漁期はいつですか?

富山湾の白エビ漁は、例年4月から11月ごろにかけて行われます。
ただし天然の水産物のため、実際の水揚げ量は天候や海況などによって変動します。

白エビはどんな味ですか?

白エビは、上品な甘みとやわらかな食感が特徴です。
刺身では甘みやねっとりとした食感を楽しめ、殻ごと揚げると香ばしさとサクッとした食感を楽しめます。

白エビは殻ごと食べられますか?

唐揚げや天ぷら、かき揚げなどでは、白エビを殻ごと調理して食べることができます。
加熱することで殻の香ばしさも楽しめます。

白エビはどんな料理に使えますか?

刺身、寿司、昆布締め、唐揚げ、天ぷら、かき揚げなど、生食から加熱料理まで幅広く使用できます。
JF富山漁連では白エビを使った料理・レシピも紹介しています。

白エビの料理・レシピを見る

富山湾の白エビはどこで購入できますか?

JF富山漁連では、殻付き冷凍白エビ、白エビ刺身、白エビ刺身(昆布締め)などを取り扱っています。
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