富山湾の漁法

富山湾でよく行われている漁法

富山湾は、その恵まれた自然条件から、とても良い漁場となっており、古くからたくさんの種類の漁業が発達してきました。それは、漁業者の方々が富山湾の地形にあった魚のとり方の工夫を重ねてきたからです。
富山湾では、「定置網漁業」を中心とした沿岸漁業がさかんに行われています。
このほか、富山湾から日本海では「いか釣り漁業」「かにかご漁業」などの沖合漁業が、そして太平洋をはじめ世界の海では、「まぐろはえなわ漁業」などの遠洋漁業が行われています。
私たちが毎日おいしい魚を食べることができるのは、自然の恩恵を大切にしながら、さまざまな漁法を編み出してきた人々の努力のおかげだということを忘れてはならないのです。

定置網漁業

定置網漁業定置網漁業 定置網漁業は、富山湾の沿岸漁業を代表する漁法で、富山県の漁獲量の70%以上をしめています。定置網は富山県で考え出され、各地に伝わっていったといわれています。富山県の沿岸には、およそ130の定置網が設置されており、ブリ、マグロ、スルメイカ、アジ、サバ、イワシなどをとっています。また、ホタルイカをとる専用の定置網もあります。
早朝、沿岸に敷設されている定置漁場へ行き、網に入った生きている魚を水揚げするので、鮮度は抜群です。

敷網(八そう張網)漁業

敷網(八そう張網)漁業敷縄漁業 八そう張網漁業は、あらかじめ網を海底に沈めておいて、電燈の光を利用し魚を集め、8隻の船により、その網を引き上げ、包み込むようにして魚をとる方法です。氷見沖合で、秋から春にかけて、イワシ、ソウダカツオ、カマス、スルメイカ、ニギス、などをとっています。他県にはない大変めずらしい魚のとり方として知られています。

かごなわ漁業

かごなわ漁業かごなわ漁業 かごなわ漁業は、海底にエサを入れたかごを沈めておいて、エビバイベニズワイガニをとる方法です。ベニズワイガニのとり方は魚津の漁業者が考え出した方法で、今では水深 800m以深の日本海各地で行われています。

刺網漁業

刺網漁業刺縄漁業 魚の通り道を遮断するように網を張り、網目に刺させたり絡ませたりして魚を捕まえる漁法です。大きく分類すると、網の設置場所によって底刺網と浮き刺網に分けられます。

小型機船底びき網漁業

小型機船底びき網漁業小型機船底びき縄漁業 袋状の網を漁船で引いて魚介類を獲る漁業です。シロエビホッコクアカエビベニズワイガニゲンゲ等は主にこの漁法で漁獲されます。