アマエビ(ホッコクアカエビ)

ホッコクアカエビ(アマエビ)食べるとわかるとおり、一般的には「甘エビ」という呼び名で知られています。標準和名は「ホッコクアカエビ」
年間を通して水温の低い水深 200~500m に生息し、主に 船底びき網漁かごなわ漁業 で漁獲されています。
ルビーのように赤い鮮やかな殻をむくと現れる薄ピンク色の透き通った身は、とろける様な甘味が特徴。
食べ方は刺身が一般的。地元では天婦羅や醤油漬けして食べるところもあります。また身の中の青い卵でつくる塩辛は絶品です。
寿命は11年程度で、成長するにつれて雄から雌へ性転換します。

スルメイカ

生食から煮物まで、多彩な食べ方で楽しめます。
丸ごと調理した加工品も魅力!

スルメイカ花見の時期に漁獲されることからこの名がついた「花見イカ」。前年の秋口に生まれ、春先の4月から5月に県西部で漁獲されるスルメイカです。普通のスルメイカより小さく、身がやわらかいことが特徴。煮ても炒めてもおいしく、魚体が小さいことから沖漬(生きたまま醤油やみりんなどに漬けること)や丸干しなどの加工品にも使用されます。また、イカ類の水揚げが少ない時期に漁獲されるため、生鮮としての需要も多くあります。一方 1月から3月にかけても北海道沖から南下してくる群れが湾内に入り、平年 1,000トン以上水揚げされています。つまり 1月から3月は適水温を求めて南下するもの、4月から5月は北上するものとが交じり合うのが富山湾なのです。
スルメイカを使った伝統的な珍味として、「イカの黒作り」があります。スルメイカの身を細かく切り、イカスミ、肝臓を混ぜ合わせて熟成させた塩辛の一種で、その昔、加賀藩主が参勤交代の折に将軍家に献上したこともあります。富山食ブランドにも認定されています。

定置網での漁獲にこだわり、
鮮度抜群のおいしいイカをお届けします

スルメイカは定置網で漁獲され、主に氷見漁港と新湊漁港に水揚げされます。特に定置網で漁獲される1月から5月のスルメイカは一本釣り漁の閑散期になるので、生鮮としての価値は非常に高い価値があり、水揚げ直前まで生きていたスルメイカは鮮度を保持します。さらに漁獲から入札、出荷までの時間がとても短いことも、鮮度の良い色鮮やかな状態のスルメイカをご提供できる秘訣となっています。

キジハタ

キジハタ 赤褐色の体にオレンジ色の斑点と背中の黒い斑紋が雉(キジ)のような姿から「キジハタ」と呼ばれています。関西では「アコウ」富山では「ナメラ」「ヨネズ」「ヤマドリ」「アカラ」とも呼ばれています。
 キジハタは沿岸の岩場に生息し、成長すると雌から雄に性転換する特徴があります。
 身は透き通るような白身で、その味はハタ類で最も美味しいと言われ、高級魚として扱われています。
 県内にあるほとんどの漁港で、夏から秋にかけて主に定置網や刺網で漁獲され、特に海が荒れた後に多く水揚げされます。大きなものは 40cm ほどに成長し刺身物として、高級な白身魚として取引されていますが、富山県で水揚げされるのは 25cm ~ 30cm くらいの小ぶりなものが多く比較的安価で取引されています。

バイ貝(ツバイ、オオエッチュウバイ)

ツバイ富山の郷土料理として知られる煮付けに加えて
「バイ飯」などの新しい調理法にも注目!

殻の頭頂部が黒いことから「ケツグロ」などとも呼ばれる、殻の小さいツバイ。対してオオエッチュウバイは殻が大きく薄いのが特徴で、しっかりとした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど増す旨みが魅力。身が大きいことから刺身に重宝されています。どちらも夏場の魚の漁獲が少ない時期に多く水揚げされることから人気があり、古くから刺身や炊き込みご飯などで親しまれています。なかでも煮付け(含め煮)は、富山の郷土料理としてよく知られる逸品です。「倍」という語呂から、縁起物として祝いの席に出されることもあります。
2014年に開催された「第1回 Fish-1(フィッシュワン)グランプリ」では、富山県の魚津漁協が出品した、ツバイを用いた炊き込みご飯「バイ飯」が準グランプリを獲得しました。バイ飯が注目されたことから、今までの煮付けなどの調理法に加えてさらに料理の幅が広がり、需要が拡大しています。また、魚津市内の飲食店で、それぞれの味付けや調理法にこだわったバイ飯が食べられます。おいしいバイ飯が食べられるお店をはじめとする、魚津の観光情報についてはこちら

小型サイズの貝は再放流し、富山湾の貴重な資源を保護しています

バイかご縄漁にて漁獲され、新湊や滑川、魚津、くろべで水揚げされています。富山湾の水深 400~1,550mの海域にバイ貝用のかごを沈めて一晩待ち、かごに入ったバイ貝を漁獲します。餌はサバやサンマ、ソウダガツオ等です。近年では大きな個体が減少しており、持続的な漁獲と資源を保護するため、網目の拡大や船上選別により殻高 35mm未満の小型サイズの貝は再放流するなど、自主的な資源管理に取り組んでいます。

ウスメバル(ヤナギバチメ)

ウスメバル「メバル」の名の通りの大きな目とオレンジ色の体が特徴的な魚。
水深約 100m のやや深い岩礁に生息する約 30cm の魚で、富山県では「ヤナギバチメ」と呼ばれています。
この魚は卵胎生で、卵を産まずに直接子供を産むという特徴があります。
春から夏にかけて旬を迎えて、県内のほとんどの漁港で、主に定置網や刺網で水揚げされます。
身は柔らかく癖のない白身で姿のまま塩焼きが特に美味しくいただけます。鮮度のよい大きな物はお刺身で食され、小ぶりなものは煮付けなど様々な料理で美味しく食べる事ができます。

ゲンゲ

ノロゲンゲ

近年注目を集める「幻魚」!
おいしさはもちろん、豊富な栄養も魅力のひとつ

かつてゲンゲは同じ水深に生息するホッコクアカエビ(甘エビ)を獲るときに混獲される”やっかいもの”とされ、「下の下の魚」として扱われていました。しかし近年、ゲンゲのもつ豊富な栄養成分と美味しさが着目されPRされたことで、今では「幻魚」と書かれることもあり、人気が高まっています。また、鮮度保持技術の向上や、料理の定番も澄まし汁だけでなく唐揚げや干物などの品目も増えたことで、一般消費も拡大しています。
さらに、ゲンゲには人体に吸収されやすいコラーゲンなどの多くの栄養成分が含まれることから、富山県漁連がその豊富な栄養成分に着目し、ゲンゲのフリーズドライ粉末を主原料とするサプリメントを開発し、注目を集めています。

水深200m以深に住む、富山湾の珍味

ゲンゲは水深 200m以深に生息し、小型底曳網やごち網で漁獲されます。小型底曳網は海底に沿って袋状の網を曳きながら漁獲する漁法です。ゲンゲは鮮度落ちが早いことから、以前は地元以外では見かけられませんでしたが、現在は鮮度保持技術の向上により、富山県内の広い範囲で食べられるようになったことで、消費が拡大しています。
水揚漁港は新湊と岩瀬(富山市)、魚津です。

ゲンゲサプリ